前回作ったアプリに、エラー表示の機能を付ける
※初心者向けにpythonの勉強法とその手順を記事にしました。
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1. はじめに
前回、ユーザーが画像を好きなサイズに縮小できる機能を追加しました。
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今回はユーザーが間違って元画像より大きなサイズを指定した時に、ユーザーに向けてエラーの有無と詳細を表示する機能を追加します。
2. コードと実行結果
2.1 コード
import cv2
import tkinter as tk
import tkinter.filedialog as fl
import tkinter.messagebox as mb
import time
import os
root=tk.Tk()
root.title("画像のリサイズ")
frame_1 = tk.LabelFrame(root,labelanchor="nw",text="実行",foreground="green")
frame_1.grid(row=0, column=0)
frame_2 = tk.LabelFrame(root,labelanchor="nw",text="詳細",foreground="green")
frame_2.grid(row=1, column=0,sticky="we")
def get(*args):
height=int(num_height.get())
width=int(num_width.get())
timestr=time.strftime("%Y%m%d-%H%M%S")
file_name="(ユーザー名)"+timestr
os.makedirs(file_name)
filetype=[("all file","*")]
path=fl.askopenfilenames(initialdir="(ユーザー名)",filetypes=filetype,title="select file")
for i in range(len(path)):
img=cv2.imread(path[i])
img_height,img_width,channels=img.shape
print(height,width)
if height>img_height:
mb.showinfo('error','画像の縦の大きさを確認してください')
break
elif width>img_width:
mb.showinfo('error','画像の横の大きさを確認してください')
break
else:
img_resize=cv2.resize(img,dsize=(width,height))
name=os.path.splitext(os.path.basename(path[i]))
hozon_file_name=file_name+'/'+name[0]+'_resize'+'.jpg'
cv2.imwrite(hozon_file_name,img_resize)
message["text"]="処理が完了しました"
mb.showinfo('done','処理が完了しました')
message=tk.Label(frame_1,text="画像を選択してください(複数可)",width=30)
message.grid(row=0,column=0)
button=tk.Button(frame_1,text="開く",command=get)
button.grid(row=0,column=1)
label_height=tk.Label(frame_2,text='縦=',width=5)
label_height.grid(row=1,column=0)
num_height=tk.Entry(frame_2,width=5)
num_height.insert(tk.END,'400')
num_height.grid(row=1,column=1)
label_width=tk.Label(frame_2,text='横=',width=5)
label_width.grid(row=1,column=2)
num_width=tk.Entry(frame_2,width=5)
num_width.insert(tk.END,'600')
num_width.grid(row=1,column=3)
root.mainloop()
2.2 実行結果
実行すると前回同様、以下の画面が現れます。
もし元画像より小さい値を設定した場合、以下のようにエラーメッセージがでます。
3. 説明
3.1 前準備
プログラミング環境はAnacondaを使用しています。またAnacondaにはOpenCVが入ってないので、pipを用いてインストールしています。詳しくは過去記事を見て下さい。
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またコード内に所々(ユーザー名)とあります。こちらにはお使いのPC名を入れて下さい。
確認するには、ファイルをクリックして、PC⇒ローカルディスク(C:)⇒ユーザーと開くとPC名が分かります。
またフォルダ名や画像ファイル名は英数字でないと動かないためご注意ください。
また基本的なコードは前回と同じため、前記事をご覧ください。
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3.2 今回追加した部分:エラー表示の方法
今回追加した処理は以下です。
img=cv2.imread(path[i])
img_height,img_width,channels=img.shape
if height>img_height:
mb.showinfo('error','画像の縦の大きさを確認してください')
break
elif width>img_width:
mb.showinfo('error','画像の横の大きさを確認してください')
break
else:
~画像を縮小する処理~
img_height,img_width,channels=img.shapeで選択した画像の大きさを取得します。
画像の縦の大きさ、画像の横の大きさ、チャネル数(色の数)になります。
そのあと、if文で画像の縦の大きさと設定値を比較し、設定値の方が小さい場合は画像縮小できないので、エラーを表示させます。
同様に画像の横の大きさに対しても判定を行います。
両方に引っかからなければ元画像を縮小できる=設定に問題がないので処理を開始します。
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