機械系エンジニアの備忘録

20代独身社会人。仕事では機械・機構の研究開発を行っているエンジニアが、自分の専門分野ではないpythonを扱って楽しむブログです。

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【Python】【Tkinter】フレームを使っておしゃれにしよう

フレームを使っておしゃれにしよう

■はじめに

前回、ラジオボタンの使い方を紹介しました。

f:id:stjun:20190707231333p:plain

stjun.hatenablog.com

 今回、ラジオボタンの周りをフレームで囲いレイアウトを整えたいと思います。

 

■コード

忙しい方やpythonのコードを自力で読んで理解できる方向けに、先にコードを載せます。動作環境はAnaconda(python3.7)です。

#1:ラベルフレームの使い方
import tkinter as tk

#2:ウインド画面の作成
root=tk.Tk()
root.title("ラジオボタンの使い方")
root.geometry("200x200")#root.geometry(横×縦+x位置+y位置)

#3:フレームの作成
frame=tk.LabelFrame(root,text="ラジオボタン",foreground="green")
frame.pack()

#4:ラジオボタンの作成
var=tk.IntVar()
var.set(0)
radio_0=tk.Radiobutton(frame,value=0,variable=var,text="ラジオボタン0")
radio_0.pack()
radio_1=tk.Radiobutton(frame,value=1,variable=var,text="ラジオボタン1")
radio_1.pack()
radio_2=tk.Radiobutton(frame,value=2,variable=var,text="ラジオボタン2")
radio_2.pack()
radio_3=tk.Radiobutton(frame,value=3,variable=var,text="ラジオボタン3")
radio_3.pack()

#5:テキストの作成
text_str=tk.StringVar()
text_str.set("ボタンを押して下さい")
text=tk.Label(textvariable=text_str)
text.pack()

#6:ボタンを押したときに動作する関数
def check():
    text_check=var.get()
    text_str.set(str(text_check))

#7:ボタンの作成
Button=tk.Button(text="判定",command=check)
Button.pack()

#8:画面の表示
root.mainloop()

前回との変化点は、

・#3のフレームに関するコードが追加

・#4のラジオボタンをframe内に作成するよう記述

になります。このコードを実行すると以下のような画面が表示されます。

f:id:stjun:20190708225159p:plain
このようにラジオボタンをフレームで囲ってあげることでオシャレになった気がしませんか?

 

 

■説明

フレームの作成は非常に簡単です。次のたったの二行で書けます。

ちなみにもう説明はいらないと思いますが、カッコ内のrootは「frameをどこに作るか」になります。次のtextはフレーム上部の文字になります。またforegroundで文字を緑色にしています。

#3:フレームの作成
frame=tk.LabelFrame(root,text="ラジオボタン",foreground="green")
frame.pack()

 

次にラジオボタンのカッコ内にframeを追加します。他は前回の記事と同じです。

こちらも先ほどと同じように、frame内にラジオボタンを作りたいのでframeを指定しています。

#4:ラジオボタンの作成
var=tk.IntVar()
var.set(0)
radio_0=tk.Radiobutton(frame,value=0,variable=var,text="ラジオボタン0")
radio_0.pack()
radio_1=tk.Radiobutton(frame,value=1,variable=var,text="ラジオボタン1")
radio_1.pack()
radio_2=tk.Radiobutton(frame,value=2,variable=var,text="ラジオボタン2")
radio_2.pack()
radio_3=tk.Radiobutton(frame,value=3,variable=var,text="ラジオボタン3")
radio_3.pack()

例えば、ラジオボタン0だけフレームの外に作りたい場合、frameをrootに変えてやります。

#4:ラジオボタンの作成
var=tk.IntVar()
var.set(0)
radio_0=tk.Radiobutton(root,value=0,variable=var,text="ラジオボタン0")
radio_0.pack()
radio_1=tk.Radiobutton(frame,value=1,variable=var,text="ラジオボタン1")
radio_1.pack()
radio_2=tk.Radiobutton(frame,value=2,variable=var,text="ラジオボタン2")
radio_2.pack()
radio_3=tk.Radiobutton(frame,value=3,variable=var,text="ラジオボタン3")
radio_3.pack()

すると以下のようにラジオボタン0だけフレーム外に作成されます。

f:id:stjun:20190708230006p:plain

これまではrootだけだったので省略しても問題ありませんでした。

しかしrootの上に複数のフレームがある場合は、どのフレームの上に部品を作成するのか明示するようにしましょう。

 

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■最後に

フレームは非常に便利で、フレームを上手く使えばレイアウトを綺麗にできるのでぜひ活用していきましょう。