機械系エンジニアの備忘録

20代独身社会人。仕事では機械・機構の研究開発を行っているエンジニアが、自分の専門分野ではないpythonを扱って楽しむブログです。

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【Blender#56】細かい模様や溝をテクスチャペイントとバンプで作る

細かい模様はモデリングを頑張るよりテクスチャペイント+バンプで疑似的に作った方が簡単そうです

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こんな感じで模様のある仮面やマスクを作ることができます。

 

1. はじめに

物やキャラクターを作成している時に細かい模様を付けたい時があると思いますが、スカルプトやモデリングで作ろうとすると結構大変です。そこで今回は、テクスチャペイントとバンプ(またはディスプレイスメント)を利用して簡単に模様を作る方法を紹介します。

↓前記事

www.stjun.com

 

2. 作り方

2.1 モデルを用意する

まず模様を入れたいモデルを用意します。今回は仮面を用意しました。

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次にUV展開をします。今回は適当で良いのでスマートUV展開でUV展開しました。

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UV展開が終わったらマテリアルノードを開き、以下のようにノードを組みます。画像テクスチャをミックスシェーダーの係数と、プリンシプルBSDFのノーマルにバンプを経由して繋ぎます。

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2.2 テクスチャペイントで模様を付ける

次にテクスチャペイントで模様をつけていきます。マテリアルのノードの画像テクスチャの新規を押し、名前や幅や高さを適当に決めます。

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OKボタンを押し、また下のプリンシプルBSDFの色を好きな色に変えましょう。今回は黄色にしました。この色が塗った部分の色になります。

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次にテクスチャペイントに移動します。テクスチャペイントでブラシのブレンドを明るい方に変えましょう。これで塗った部分が重なっとき色が明るい方が上になり自然に見えます。またカラービッカーをグラデーションにしておきます。後はマウスやペンタブ等で好きに塗っています。

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塗った場所がこのように盛り上がり模様になります。今回はバンプの値が正なので盛り上がっていますが、負にすれば溝にすることもできます。

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また、使いたいマテリアルノードにノーマルが無い場合は、以下のようにディスプレイスメントに繋げてもOKです。

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カラーランプで色の濃淡を調整したり、メタリックの値や粗さを調整するとより良い感じになります。

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2.3 おまけ:キャラクターのマスクの模様を付ける

今作っている敵キャラクターのマスクの模様を付けるのにも今回の方法を用いました。まず模様を描いていない状態は以下になります。

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この状態で、先と同じ方法で模様を付け凹凸を付けたのが以下です。模様を付けたことでより敵キャラっぽさが出た気がします。

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3. おすすめ

以下の本はお勧めです。

 

4. 最後に

今回はテクスチャペイントを使って細かい模様や凹凸を付ける方法を紹介しました。作業が楽な割に見た目もまあまあ良いので結構使えそうな気がします、ぜひ試してみて下さい。