機械系エンジニアの備忘録

20代独身社会人。仕事では機械・機構の研究開発を行っているエンジニアが、自分の専門分野ではないpythonを扱って楽しむブログです。

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【Blender #35】アニメ調の木の作り方

Blenderのパーティクルを使って木を作ってみる

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こちらはパーティクルのエミッターを使って作ったもの。

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こちらはパーティクルのヘアーを使って作ったもの。

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こちらはヘアーで作った木を配置してみた画像です。じっくり見れば変なところもありますが、ぱっと見は良い感じではないでしょうか。

 

 

1. はじめに

リアルな木は無料アドオン「Sapling Tree Gen」で簡単に作れますが、アニメ調の木の作り方は調べてもほとんどネットになかったので、今回はアニメ調の木の作り方を紹介します。

 (前記事はこちらになります)

www.stjun.com

 

2. 説明

2.1 幹部分の作り方

 

幹部分の作り方ですが、

①Shift+Aから立方体を選び、Tabキーで編集モードに移動した後、「頂点⇒頂点をマージ⇒中心に」で頂点を1つにします。

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②次にモディファイアからスキンを選び、編集モードから頂点をEキーで押し出ししていき幹の形を作ります。

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③枝の先など細くした場所は、頂点を選択した状態でCtrl+Aを押すと拡大縮小することができます。後は以下のように木の形を作ります。

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④次にモディファイアのサブディビジョンサーフェスとディスプレイスを追加します。

ディスプレイスに使用するテクスチャはクラウドにしました。

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⑤最後にサブディビジョンサーフェスをもう1度設定して終了です。

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⑥マテリアルノードはこんな感じで設定しました。本来は画像を用意してUV展開⇒テクスチャの方がリアルな描写になりますが、アニメ調ということで今回はこれでOKとしました。

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2.2 葉の作り方

①まず葉の元を作ります。Shift+Aから平面を選び、後は葉っぱの大まかな形を作っていきます。アップでみない限りは大雑把で良いと思います。

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ここでマテリアルも設定しておきましょう。マテリアルは以下のように組みました。

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②次に葉っぱを生やす部分を作っていきます。Shift+AでUV球を選び、モディファイアのディスプレイスを選択、テクスチャにボロノイを選択しました。またテクスチャ座標はグローバルにしておいてください、こうすることでボコボコ具合がモデル位置によって変わるので、複製しても自然な感じになります。

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③次にパーティクルを設定します。ヘアーでもエミッターでもどちらでも良いですが、今回はエミッターで行います。

画面右図のように設定してください。特に赤枠の、レンダリング方法をオブジェクトに変更、インタンスオブジェクトに先ほど作った葉っぱのモデルを選択、エミッターを表示のチェックを外してください。

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最終的にこんな葉っぱの球体ができます。

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2.3 幹と葉っぱを合わせる

2.1で作った幹の先に配置していけばOKです。光の当て具合を調整するといい感じにハイライトがつきます。ライトはサンとエリアを使いました。

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3.1 ヘアーを使った方法

基本的には2.2と同じですが、ヘアーを使う場合は以下のようにパーティクル編集で、毛の向きを調整する必要があります。ヘアーの良い所は細かい調整ができるので、頂点数を少なくすることができ、エミッターで作るよりモデルが軽くなり取り回しが楽になります。

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3. おすすめ書籍

以下の本は私がBlenderを始める際に参考にした本でお勧めです。

Blender 3DCG モデリング・マスター

Blender 3DCG モデリング・マスター

  • 作者:Benjamin
  • 発売日: 2016/11/19
  • メディア: 単行本
 
東北ずん子で覚える! アニメキャラクターモデリング

東北ずん子で覚える! アニメキャラクターモデリング

  • 作者:榊正宗
  • 発売日: 2016/05/26
  • メディア: 大型本
 

 

4. 最後に

今回は木の作り方を紹介しました。背景に良く使うモデルなのでぜひ作ってみて下さい。