「シェーダーからRGB」のノードを使ってハイライトを抽出。シルエット風にレンダリングする。
左が放射のみを設定した場合で、右がハイライトを抜き出して明暗を付けたものです。
1. はじめに
今回はシルエット風にレンダリングする方法を紹介します。
↓前回の記事
2. 説明
2.1 方法1:マテリアルノードの放射を使う
マテリアルノードの放射を使うと明暗を完全になくしてくれるため、型抜きのようなシルエット画像ができます。ただし髪の件や顔の造形など細かい部分は全てなくなるので、シルエットだけで判別できるような分かりやすいモデルに有効だと思います。
2.2「シェーダーからRGB」のノードを使う
まず以下のようにディフューズ⇒シェーダーからRGB⇒カラーランプ(赤,青,緑)でマテリアルノードを組みます。
ディフューズで光の明暗を取得し、それをRGBに変換してカラーランプで影は赤、ベースを青、ハイライトを緑に設定しています。今回はハイライトのみ取得したいので以下のようにノードを追加します。ハイライトとは光が当たっている明るい部分のことです。
RGB分離からG(グリーン)をシェーダーミックスの係数に繋ぎます。シェーダーミックスの1番目には透過を、2番目には放射をつなぎます。これでグリーンの部分、つまりモデルのハイライトの部分のみ放射で色がついて、その他の場所は透過で透けます。
ただ上の画像だとライトが少ないので少ししか色がついてません、なのでライトを追加していきます。
後はモデルの周りに好きなようにライトを設置してください。今回は全面に設定しましたが、片面だけに設置するのもおしゃれな気がします。
3. おすすめ書籍
以下の本は私がBlenderを始める際に参考にした本でお勧めです。
4. 最後に
今回はシルエット風のレンダリング方法を紹介しました。