機械系エンジニアの備忘録

20代独身社会人。仕事では機械・機構の研究開発を行っているエンジニアが、自分の専門分野ではないpythonを扱って楽しむブログです。

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【Excel-VBA#2】VBAの前準備としてマクロを触ってみる

マクロの使い方

 

1. はじめに

前回は、第1回としてVBAの始め方を紹介しました。

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今回はマクロの簡単な使い方を紹介します。マクロとは「特定の期間のユーザーの操作を記憶+自動でコード化する機能」です。マクロ単体で使うことは少ないですが、例えば「Excelのこの動作ってどんなコードで書けば良いんだろう」って悩んだら、その動作をマクロを利用して自動でコード化し、それを元に編集するといった使い方も可能です。

 

2. マクロ機能

2.1 マクロの記録と停止

マクロは「開発タブ」から使うことができます。

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赤枠の「マクロの記録」をクリックすると以下の画面が現れます。

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今回は簡単な動作として、選択したセルの背景を黄色にするマクロを作ってみましょう。

まず以下のように、

マクロ名:セル背景色を黄色

ショートカットキー:Ctrl+q

マクロの保存先:作業中のブック

としてOKを押しましょう。

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OKをクリックするとマクロの記録が開始されます。つまりこれ以降の操作は全て記録されコードになってしまいますので、余計な動作はしないようにします。

次のようにセルの背景を黄色にしたら、「開発タブ」に戻り「マクロの停止」をクリックします。

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これでマクロの作成は終了です。

 

2.2 作成されたマクロの確認

それでは作成されたマクロを確認しましょう。

「開発タブ」の「Visual Basic」をクリックしてください。

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そうすると以下の画面が現れ、「標準モジュール」をクリックすると「Module1」というモジュールが作成されているのが分かります。「Module1」をクリックすると右側にコードが現れます。このコードがセルを黄色にするコードになります。Excelがユーザーの操作を自動で記録してコード化してくれました。

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2.3 作ったマクロを使ってみる

次に作ったマクロを使ってみましょう。

使い方は2つあります。「①設定したショートカットキーを使う」または「②マクロ一覧から選ぶ」になります。

マクロ作成時にショートカットキーとして「Ctrl+q」を設定しました。それでは好きなセルをクリックして「Ctrl+qを押してみて下さい」。セルが黄色になります。セルを範囲で選んでもOKです。

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マクロ一覧は「開発タブ」の「マクロ」から開けます。

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マクロをクリックすると以下の画面が現れます。実行したいマクロを選んで実行ボタンを押せばOKです。

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3. おすすめ書籍

このシリーズはプログラミング初心者にも非常に分かりやすくてお勧めです。

私はプログラミングを初めて勉強する際、3番目の本を大学時代に買ってすごく助かりました。今でも手元に置いてるくらいです。 

 

4. 最後に

次回はVBAの基本的なコードの書き方を紹介します。

次の記事はこちらです。

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