スカルプトを利用して女性キャラクターを作成。ついでにポーズも付ける
はじめて人型をモデリングしましたが初めてにしては上手くできたと思います。
良く見ると筋肉の付き方など少し違和感もあるところはありますが、今後勉強していきたいと思います。
洋服を作る余裕がなかったのでタイツ風にしてみました。ついでに刀を持たせてアニメに出てくる美少女暗殺者っぽくしました!笑
(このモデル売れないかなあ...)
1. はじめに
お久しぶりです。1ヶ月くらいブログをさぼっていました...
というのもここ1ヶ月はBlenderにハマり、ブログも書かずにBlenderを触っていました。
これまで以下過去記事の様に簡単なキャラクターをモデリングしてアニメーションを作成したり、部屋や物をモデリングしたり、流体シミュレーション、スカルプトなど基本的なことを勉強しました。
今回はその集大成として、ついに人型のオリジナルキャラクターの作成に取り組んでみました。備忘録として記事にします。
今回は3パートに分けて記事にします。
服を作る余裕はなかったので今回は全身タイツにしました。いつか服や小物もモデリングしたいと思っています。
過去記事はこちらから。
2. モデリングの作業風景
今回、作成手順などは多すぎるのと自分への備忘録なので細かい所は省略して概要と作業風景のみ説明します。
モデリングは主に以下のパーツに分けて、個々にモデリングして最後に統合しています。
①顔、②髪の毛と眉毛、③目、④体(足、手含む)、⑤刀
2.1 ①顔
顔はまずキューブ(六面体)を分割して、メッシュを言い感じに移動させて顔の形をなんとなく作ります。
そのあと、主にナイフカット(Kキー)で目・鼻・口の位置にメッシュを切っていきます。後から修正できるのでここは何となくで大丈夫です。
次に、目はくぼみをつけ、鼻は盛り上げ、唇は上唇が少し前に出るように凹凸を付けていきます。得意に顎と鼻を結んだEラインを意識して修正していきます。
最後に仮の目として球体を入れて、サブディビジョンサーフェスをかけると滑らかな顔のモデルができます。
2.2 ②髪
次に髪の毛を作ります。
カーブの「パス」と「円」を使い髪の毛をモデリングしていきます。
パスは髪の流れを、円の形は髪の毛の断面になります。円はハート形の楕円にしておきます。
前髪は根気よく1本1本作っていきます。
前髪の完成系はこんな感じです。後から修正するのでこんな感じで大丈夫です。
次に後髪を作ります。後ろ髪は前髪ように1本1本作るのは大変なので、ミラーで作っていきます。作り方は前髪と同じです。完成はこんな感じになります。
2.3 ②髪の断面
次に髪の断面を変えていきます。
先ほどカーブ「円」をハート型の楕円にしましたが、こちらが太い毛束になります。その円の周りに小さい円や線を入れていきます。こちらが毛束の周りの小さな髪の代わりになります。
こうすることで太い毛束に小さい毛束がついて髪の細かい凹凸を表現できます。
こんな感じになります。それっぽくなりますよね。
次に髪のシェーダーを作りますがこちらはYoutubeにたくさん解説動画が載ってるので省略します。基本方針としてはカラーランプを何個も重ねて、うまく毛束の先や根本にハイライトを付けます。
こんな感じになります。
2.4 ④目の作成
次に目を作成していきます。こちらもYoutubeにたくさん解説動画があるので省略します。私も眼球を作るのは初めてだったので、Youtubeのいくつかの動画を参考にしました。
基本的には、眼球の中と外に分けて、中は下の画像のように黒目・その周り・白目に分けて凹凸をつけます。眼球の外はただの球で透過とクリアコートを付けると目にハイライトがつきます。
また目の模様はシェーダーでつけています。バンプやノイズで細かい模様を付けて、カラーランプでハイライトをつけていい感じの模様にしています。
2.5 ⑤顔の修正と眉毛の作成
次に顔を修正します。
ここで顔の方向性が決まるのでとても重要です。
今の状態は下の画像です、あまり可愛くはないですね..
基本的な方針としては、
・目の堀を入れる
・目~鼻と鼻~口の距離の割合を1:1くらいにする
・少しほっぺをぷっくりさせる
・目の大きさに合わせて目頭や目じりを調整して、目のへこみ一杯に眼球が来るようにする
です。
また眉毛は髪の毛と同じ要領で作っています。
今回はこんな感じの顔にしました。アニメ(ゲーム)風な女性の顔にしました。
この後、再度修正を掛けていくのですが基本はこちらが顔のベースになります。
3. おすすめ書籍
以下の本は非常にお勧めです。
無料ではじめるBlender CG アニメーションテクニック ~3DCGの構造と動かし方がしっかりわかる 【Blender 2.8対応版】
- 作者:大澤 龍一
- 発売日: 2019/09/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
4 最後に
今回は顔を作りました。
次回は体を作ります。