機械系エンジニアの備忘録

20代独身社会人。仕事では機械・機構の研究開発を行っているエンジニアが、自分の専門分野ではないpythonを扱って楽しむブログです。

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【Blender #10】ボーンとキーフレームでキャラクターを動かす(Part2)

ボーンを入れたキャラクターにキーフレームを設定してアニメーションを作成する

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歩くアニメーション。

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これは前回と同様の手を振るアニメーション。

 

 

1. はじめに

前回#9ではモデルにボーンを設定する方法を紹介しました。

今回はこのボーンとキーフレームを使ってアニメーションを作成したいと思います。

また使用するキャラクターを#1をご覧ください。

www.stjun.com

www.stjun.com

 

2. 作業風景

キーフレームとは、例えば「3秒後に手を上にあげる」などの動作を設定する機能のことです。Blender下部にある時間やフレームが書かれた画面を使います。

もしこの画面が無い場合は赤枠をクリックして、「タイムライン」を選択してください。

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2.1 使用方法

ボーンの設定は前記事で終えてる前提で進めます。

ボーンを選択した状態でctrl+tabキーを押し、ポーズモードに入ります。

その状態でAキーを押してボーン全てを選択し、iキー押して「位置/回転」をクリックします。

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そうすると次のように、タイムラインにオレンジ色のひし形マークがつきます。

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この状態になればOKです。

次にタイムラインの青い線をクリックして動かしフレームを10に設定、この状態で手のボーンを好きな方向へ回転させます。

その後、Aキーを押して全てのボーンを選択、iキーで「位置/回転」をクリックすると、先ほどと同様に10フレームにもひし形がでます。

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このひし形の意味ですが「このフレームの時にボーンはこの位置にいなさい」という意味になります。

つまり今、0フレームで手を伸ばした状態、10フレームで手を曲げた状態で設定したので、0フレームから10フレームまで1フレームずつ徐々に腕が曲がっていきます。

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このようにして、腕・足・頭のボーンを少しずつ動かしてキーフレームに挿入をしていくと、冒頭のように歩いたり手を振ったりできます。

 

2.2 アニメーションの保存方法 

まずアニメーションの保存条件を設定します。

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開始フレームと終了を設定します。

今回1~10フレームに動きを設定したので、1~10で良いと思います。

また出力は動画の保存場所です。

最後にファイルフォーマットですがmpeg動画を選択するとmp4になります。

この状態でレンダーからアニメーションレンダリングをクリックすると動画作成が始まります。

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3. おすすめ書籍

以下2つの本は非常にお勧めです。

Blender 3DCG モデリング・マスター

Blender 3DCG モデリング・マスター

  • 作者:Benjamin
  • 発売日: 2016/11/19
  • メディア: 単行本
 

 

4 最後に

これで簡単なアニメーションを作れるようになりました。

色々小物を使ってアニメーションを作ってみたいです。