pythonとTkinterでCSVを読み取る方法 part2
■はじめに
前回、CSVファイルからデータを読み取る方法を紹介しました。
ただ、次のようにファイルパスを指定するため毎回書き直すのは非常に面倒です。
そこで今回、tkinterを使って任意のファイルをマウスクリックで選択できる方法紹介します。これは前回紹介した下記流れの①に当たります。
①tkinterを使って任意のCSVファイルを指定←part2(今回)
②その指定したCSVファイルから欲しい情報を抜き出す←part1
③抜き出した情報をpython上で計算してExcelファイルとして出力←part3(次回)
2020/01/26追記:プログラミング初心者に向けたpythonの勉強法と手順を記事にしました。
■コード
忙しい方やpythonのコードを自力で読んで理解できる方向けに、先にコードを載せます。動作環境はAnaconda(python3.7)です。
コードを実行すると次画面がでてきます。
ここで開くボタンを押すと次のように選択画面が開きます。
ここから開きたいファイルを選択してあげると次のようにファイルパスが表示されます。今回はCドライブにある前回と同じdate01.csvを選択しました。
ファイルを開くと前回と同じように、自動でCSVファイルのデータが読み取られます.
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■説明
filetype=[("all file","*")] ではどんな拡張子のファイルを開きたいかを決めます。
今回は特に指定するつもりはなかったのでall fileとしました。もしCSVしか読み取らないというのであればcsvを指定してあげても良いです.
次にaskopenfilenameを使います。
- initialdirはボタンを押したときにどこのフォルダを開くかを決めます。今回はデスクトップにしていますが、例えばデスクトップにResultという名前のフォルダを作成してそこにCSVファイルを入れる場合は/Desktop/Resultとしてあげると良いです.
- filetypesはどんな拡張子のファイルを開きたいかを設定する項目です。
- 今回は無いですがtitle=""を入れてあげればタイトルを付けることもできます
それ以降は前回と同じなので省略します。
なおボタンを押したら動作するようにしたいので、button=tk.Button(text="開く",command=get)のcommand=getは忘れないようにしてください。
■最後に
これで任意のファイルをクリックだけで選択できるようになりました。
次回はExcelファイルに出力するまでを書きたいと思います。